専用倉庫の建設費用にびっくり
私たちJDAは、エンジンオイルや自動車部品の製造、販売をしている会社です。
当社の輸出専用ヤードで、コンテナに商品(エンジンオイル)を積み込む際、一時的に保管するための危険物倉庫が必要になりました。最初は従来工法で建設を検討していましたが、建設費が非常に高額になること、指定数量以上の危険物の保管は、自治体の許可が必要になること、それらの手続きに時間がかかること、立ち合い検査等も有り、工期も長くなることが予想されました。
手続きも簡単で、工期も短く、建設費を安くするためには、大型の危険物倉庫を建設するよりは、複数の少量危険物倉庫(指定数量1倍未満、許可ではなく届出)を建設するほうが、より早く、より安く、より便利であることがわかりました(S.C.B)。
少量危険物倉庫には、従来工法タイプ、中古コンテナを利用したタイプ、ユニット型の3つのタイプがあります。
理想の危険物倉庫の完成へ
従来工法タイプ :建設費が高い、現場での作業が必要、移動ができない。
ユニットタイプ :搬入口が狭く、フォークリフトが使用できない。
そんな訳で、コンテナを利用した少量危険物倉庫を選びました。しかしながら、どのメーカーのコンテナ倉庫も私たちの使用要件に合いませんでした。
1つは高さの問題、現在中古で流通しているコンテナは、2m59cm(内寸約2m20cm)と高さが足りません。コンテナ内に棚を設置し、当社の扱う荷物を2段積みにするにはやや低いのです。
そこで、解決策はただ一つ、当社でISO認定の新品ハイキューブコンテナ(2m89cm)を直接輸入し、当社で改造し製品化することにしました。
許可申請不要!
届出だけで可能な危険物保管!
危険物第4類の保管は一度に建屋内に保管できる量が法令で定められていて、指定数量を超える保管は公的機関の許可が必要です。
それに比べ、指定数量未満の小規模保管は、許可が不要で届出のみで設置が可能です。
指定数量以上 消防法で規制 危険物保管 |
指定数量0.2倍~1倍未満 火災予防条例で規制 少量危険物保管 |
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品名 | 性質 | 代表例 | 指定数量 | 指定数量0.2倍~1倍 |
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特殊引火物 | ジエチルエーテル 二硫化炭素 |
50L | 10L~50L未満 | |
第1石油類 | 非水溶性 | ガソリン | 200L | 40L~200L未満 |
水溶性 | アセトン | 400L | 80L~400L未満 | |
アルコール類 | メチルアルコール エチルアルコール |
400L | 80L~400L未満 | |
第2石油類 | 非水溶性 | 灯油、軽油 | 1000L | 200L~1000L未満 |
水溶性 | 氷酢酸 | 2000L | 400L~2000L未満 | |
第3石油類 | 非水溶性 | 重油 | 2000L | 400L~2000L未満 |
水溶性 | グリセリン | 4000L | 800L~4000L未満 | |
第4石油類 | 潤滑油 | 6000L | 1200L~6000L未満 | |
動植物油類 | ヤシ油、菜種油 | 10000L | 2000L~10000L未満 |
JDAのコンテナ型危険物倉庫の
3つの特徴
ここが違う!
- ①新品コンテナ
- ②観音開き
- ③ゆとりの高さ
私たちの扱うコンテナは、一般的な企画より少し高さのあるハイキューブ型(2m89cm)で、長さは12フィート、しかも中古では無く新品のコンテナを使用することにしました。中古のコンテナは、当然、経年の劣化もあり、新品の方が耐久性に優れているにも関わらず、価格はさほど変わりません。また、新品のコンテナは、さび落としや補修、塗装の必要が無く余分な経費も掛かりません。
そして扉も側面が全面開放型のコンテナを採用したため、手積みだけでは無く機械での荷物の積み下ろしが簡単になりました。
ただし、特定防火設備ドアではありません。第4類引火性液体の保管に最適なタイプとなります。
JDAのサービスの精神!
JDAは『B.S.C.』を自社のモットーとして皆様のお役に立ちます。
品質の高い商品!
スピーディーな設置!
圧倒的にリーズナブル!
迅速にリーズナブルでフレキシブルな、コンテナ型危険物倉庫をお届けします!
当サイトからお問い合わせいただきましたお客様限定
今だけの
特別価格をご用意いたしました
あなたのニーズにお応えしてタイプは2種類!
ハイキューブコンテナを使用した、JDAのコンテナはゆとりの高さ!
①内容量をフルに生かしたH型 |
②運搬性を向上させたL型 |
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コンテナの前面外枠の上を鋼材でかさ上げし、その上に屋根を設置。 長所室内高が高くなる。 短所屋根面とクレーン用フックが干渉するため、設置にクレーンを使用できない。大型フォークリフトが必要となる。 |
コンテナの上部外枠の下側に鋼材を取り付け、その上に屋根を設置。 長所Tクレーン車等で陸送、設置ができる ので、陸送代・設置費が安い。 短所室内高が低い。特に、屋根の傾斜が必要なため、奥(後部)の室内高が低くなる。 |
H型とL型の大きな違いはここ! |
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H型 内部の高さを最大限に活かすため、波板屋根を外部に施工しているため、従来のクレーン用のフックが屋根部と干渉して使用できなくなります。 |
L型 波板屋根を内部に施工しているので、クレーン用のフックが使用できます。そのため輸送費のコストの軽減が見込めます。 |
ハイキューブ | H型 | L型 | |
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外寸法吸排気管除く | 奥行mm | 2438 | 同左 |
横幅mm | 3658 | 同左 | |
高さmm | 3010 | 2890 | |
内寸法吸排気管除く | 奥行mm | 2350 | 同左 |
横幅mm | 3550 | 同左 | |
高さ(最高/最低)mm | 2670/2640 | 2490/2450 |
ノーマルサイズのコンテナもございます
サイズがそれほど大きくない、高さが低い、さらに安価な危険物倉庫をお探しの場合は ノーマルサイズのコンテナ型危険物倉庫をおすすめします。 耐久性やオプションはハイキューブと全く同じクオリティーでのご提供ですが、 高さが低く、価格も少しお安くなります。
ノーマル | H型 | L型 | |
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外寸法吸排気管除く | 奥行mm | 2438 | 同左 |
横幅mm | 3658 | 同左 | |
高さmm | 2710 | 2590 | |
内寸法吸排気管除く | 奥行mm | 2350 | 同左 |
横幅mm | 3550 | 同左 | |
高さ(最高/最低)mm | 2390/2370 | 2340/2310 |
充実の標準装備内容
JDAなら自治体基準に合わせたカスタマイズも可能です。
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- 外装ペイント
- 新造のコンテナではの強み。30色の中からお選びください。単色のみ。
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- 床面縞鋼板スロープ
- 縞鋼板4.5mm使用。奥に向かって緩いスロープ。
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- 自然換気ベンチレーター
- 溜桝から可燃性蒸気を屋外へ自然排気
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- ダクト配管
- 溜桝から可燃性蒸気を屋外へ
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- FD付きガラリ
- FD(Fire Damper)付き、ガラリ。通常時は、扇は開いており、火事の際は自動的に閉まります。
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- 天井
- H88型折板屋根 カラーグレー
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- 標識2枚
- 消防法、市町村条令で指定されています(付属しています)
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- 消火器(消火器ケース)
- ABC消火器1本(付属しています)
さらにJDAなら、
- 各自治体の基準にあわせて
- ご使用の用途にあわせて
ご要望に合わせてカスタマイズさせていただきます!
開発秘話 "危険物倉庫を作ったきっかけ"
私たちJDAは、エンジンオイルや自動車部品を製造・販売している会社です。
元々は、自社オイルを工場から直接海外にコンテナによる出荷していましたが、 需要の拡大に伴い、当社ヤードより、2ラインで出荷することになりました。 そのため、工場から配送されバンニングするまでの期間、保管のための倉庫が必要になりました。
保管を検討し始めた当初は、指定数量(※1)の6倍の保管量で、しかも建屋は通常の建築工法での保管庫を検討していたのですが、指定量を超える保管には、消防庁もしくは他の定められた機関に各種申請などを行い、許可を得なければならず、許可が降りるまでに相当な時間が掛かることが分かりました。 加えて、通常の建築工法の建屋は建設期間が長いこと、建設費か膨大なこと、等により別の保管方法が無いか検討を始めました。 そこで次に考えたのは、建屋を小さくして指定数量の1倍未満の量を保管する少量危険物倉庫(※2)を同じ敷地内に6基設置すれば許可では無く届け出のみで済み手続きが簡略化できる事に気づきました。ただし、この方法ででは、手続きは簡略化されましたが、依然建屋の建築費と工期の問題は未解決で、一度建屋を建設すると将来、移設もできなくなることも不安の材料となったのです。
そこからさらに調査を行い見つけたのは、なんと我々が日頃業務で使用しているコンテナが少量危険物倉庫に再利用されていたのです。そうです、これなら建設費は必要なく設置も簡単に行えますし工期も掛かりません。我々が探していた危険物保管庫はこれだったのです。
ただ、世の中全てはうまく行きません。市場に出回っているコンテナ型の危険物保管庫は、どれもが当社の使用目的には不向きだったのです。 例えば、ユニット型というコンテナは、開口部が狭く、人が出入りするだけの扉しかなくフォークリフトが使用できなかったり、コンテナの内部有効高が低く、当社製品を2段積みできないというが判明しました。
しかし、弊社はコンテナの知識を保有するいわばプロ、コンテナの事は熟知しているので、市場にはない、しかも求められるニーズを全て満たした「コンテナ型少量危険物保管庫」を自社で開発することにしました。
※1、指定数量とは、消防法で定められた一度に建屋内の保存する危険物の基準量です。
※2、指定数量を超えない危険物の保管は、少量危険物保管庫として届け出だけで許可を得る必要はありません。
JDA代表取締役 田上
お客様のお声
建設費が通常の倉庫の数倍かかるため、建設を断念し、危険物倉庫を借りていました。しかしながら毎月のコストも高くつき、倉庫の営業時間、人、リフトの手配にも左右され、効率も悪く、何か良い方法はないかと思っている時、紹介でこの会社を知りました。山間部に土地を借り、現在5基設置しています。設置、移動が簡単にできることで、経済動向のリスクヘッジもでき、搬出搬入作業も自前でできるため、非常に楽になりました。大幅なコストの削減にもなりました。大阪府・製造業 ご担当者様
危険物の保管には知識が無く素人でしたが、丁寧に対応頂き大変助かりました。 設置も簡単で、すぐに使用できました。ありがとうございます。三重県・金属加工業 ご担当者様
ご相談・お問合わせ
コンテナ型危険物保管庫について
下記フォームよりお気軽に、ご相談・お問合わせください。